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2010-06-28

子宮内膜が薄い

不妊治療で産婦人科に通われていて、ドクターから「子宮内膜が薄い」と言われ、当院にみえられる方がいらっしゃいます。西洋医学では薬で厚くしようということになりますが、患者さんを診ていますと、なかなかうまくいかないことも多いようです。

子宮内膜の厚さは受精卵の着床とあまり関係ないという説もあるようですが、当院で不妊治療をしていて、ある程度の厚さはあった方が妊娠しやすくはなるように感じています。

中国医学では、子宮内膜を厚くする治療は、それほど難しい治療ではありません。子宮内膜が厚く
ならない原因を、中国医学の観点から分類してみます。

  1. 肝鬱気滞による下腹部の血行不良
  2. 冷え症による血行不良
  3. 痰飲・湿証多くは、このどれかです。

1の肝鬱気滞というのは、精神的・肉体的ストレスで身体が緊張することです。緊張するので、血行が悪くなります。ひどくなると上半身、特に顔は火照るけれども、下半身は冷える、などの症状が出ます。

2の冷え症は、冷えて血行不良になっているものですね。あまり丈夫でない女性や、デスクワークが多い女性がなるものです。冷えて血行が悪くなるのは、身体全体の基礎代謝量が低下していますので、消化・吸収・代謝・排泄の機能が上手く働かず、水分代謝も悪くなって、痰飲・湿証も同時に存在していることが多いです。

3の痰飲・湿証は血行不良で水分代謝が悪くなり、組織内に水分が多くなったり、リンパの流れが悪くなってとどこおるようになっているものです。

肝鬱気滞はストレスの原因にもよりますが、単純なデスクワークによるものなら、数回の治療で内膜が厚くなることが多いです。冷え症そのものは、なかなかやっかいで、湿証が加わると、その度合いが高まりますが、お灸でがっつり温めてやればこれも数回の治療で厚くなることが多いです。お灸にはいろいろ方法がありますが、別ブログで紹介した箱灸が、よく効きます。漢方薬を併用するのも良いでしょう。

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