古典の読み方

中医古典
文献学的センスの訓練

仏教サロン京都で主催している、東大助教の高橋健二先生の「サンスクリット・リハビリ講座」の二回目が終わる。 ヒトーパデーシャという説話集を文法的に詰めて読んでいく。基礎文法を終えた人相手の講義だから、かなり細かいところまで […]

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中医古典
陰陽五行を否定した鍼灸が見失うもの

陰陽五行や神秘主義的な部分を取り除いて中国医学は発展した、と考える人がいてもおかしくはないが、発展というより大衆化したと表現する方が正確だろう。 実際に日本でも江戸時代の漢方薬や鍼灸は、中国の古医書に書かれてある陰陽五行 […]

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中医古典
脉診法の構造のこと

『黄帝内経』『難経』『傷寒論』に記載されている古代医学の種々の診察法は、それぞれに世界観や人体観・病理観があってその構造にしたがって組みたてられています。なにが診察できてなにが診察できないかはその時点で決まっています。そ […]

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中医古典
気や意識の科学的研究の落とし穴

気や意識の生理学的影響の先行研究は、医学研究の本流からは白い目で見られつつもかなりおこなわれていて、視点としては出尽くしているんじゃないかなぁ。私は細かくは追ってないけど、大筋は知っておく必要がある。超心理学なんてのも真 […]

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中医古典
古代中国医学は巫(祝由)を否定したのか?

鍼灸は西洋医学的発想だけでそれなりに効き、それだけで治療院も繁盛させられることができる。しかし古典にのっとってマジカルな面を取り入れないと効かないものも多々ある。中国医学の基礎を作った人たちは巫(素問では祝由)を否定した […]

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