日記
インドの三徳(triguṇa)説と老子の説くとの関係
サーンキャなんかのtriguṇa説、つまり sattva・rajas・tamasと展開される説を三徳説と訳されることがあるが、この徳という用語は道家の徳のニュアンスを援用したものではなかろうか?道から万物が展開する働き・ […]
名人は脉など見ない?
あるとき「名人は脈など診なくても問診だけで治療する」という考えがあるのを知って驚いたが、現代中医学はそんな傾向にあり、それは前々から日本の臨床家から批判されていたりする。現代中医学の脈学は『傷寒論』の脈学から説明しようと […]
ググれカス、ググるカス
コロナが流行り始めた頃、「コロナはただの風邪」派の人と話をしていたとき、「ただのカゼ」の根拠に疑問を呈したら、「インフルエンザの死亡者数・超過死亡数・重症化率をググって比較すればいいだろう。それくらいもやらないのか、ググ […]
今日の中華伝承医学入門講座
昨年の春から始めた学生さん向けの中華伝承医学入門講座を11月の23日に行いました。 今回は先月やった「六気と六季と三陰三陽」の関係および、そこから『傷寒論』の理論がどのように生じたかという復習から入りました。ここはかなり […]
日本伝統鍼灸学会50周年大会2日目 気と意識
開始時間を1時間間違えて2コマ目から。 アーユル・ヴェーダの話だが、インド哲学の基本的重要語の使い方が不正確というか、英語の2次文献、3次文献しか読んでない感じなのが気になった。たとえばアートマンを魂と訳すのはどうか。不 […]
日本伝統鍼灸学会50周年大会1日目 気と意識
日本伝統鍼灸学会1日目終了。参加した講演やワークショップの視点はどれも面白かった。気と意識について言語化できる時代が来た予感がする。オウム真理教事件の悪影響が消える時代がやってきたと言えるかもしれない。 一番興味深かった […]
ジュダイ・マスターのヨーダの名前はサンスクリット由来かも
映画のスターウォーズに出てくる銀河系最高の剣士でありジュダイ・マスターのヨーダ。このヨーダという言葉の由来は、ウイキペディアによると公開されていないらしいが、サンスクリット由来かもしれない。 辻直四郎先生の『サンスクリッ […]
文献学的センスの訓練
仏教サロン京都で主催している、東大助教の高橋健二先生の「サンスクリット・リハビリ講座」の二回目が終わる。 ヒトーパデーシャという説話集を文法的に詰めて読んでいく。基礎文法を終えた人相手の講義だから、かなり細かいところまで […]
鍼灸専門学校の勉強量
(twitter まとめ)鍼灸学校は3年行かないと卒業できないけれど、勉強量は医学部の前半3年分の半分以下だと思う。看護師や理学療法士の養成学校も同じく3年行かないと卒業できないけど、やはり鍼灸学校の勉強量の方が少ないの […]