院長紹介
鹿島 洋志 Hiroshi Kashima
1964年、三重県名張市生まれ。
1987年に大谷大学文学部仏教学科インド学専攻卒業、1995年には行岡鍼灸専門学校卒業し、鍼師・灸師・あんまマッサージ指圧師免許取得しました。
1995~2000年は、大阪市内の整形外科や鍼灸院にて勤務し、2005年5月に大阪市北区天神橋に「かしま鍼灸治療院開業」しました。
所属
- 中華伝承医学会
- 日本伝統鍼灸学会
- 日本内経医学会
著作・論文・学会発表等
◆著作
- 2014年:『埋もれている脈診の技術 気口九道』平口昌幹編・燎原発行(共著)
- 2022年:『大谷大学ヘルンレ文献目録』ヘルンレ研究会編(共著)
- 2023年:雑誌『Tehamo てはも 7号』所収インタビュー記事「上手くなればなるほど難しい患者さんが増えていく」
◆学会発表・セミナー等
- 2018年:「気口九道脉診の基本構造」日本伝統鍼灸学会学術大会
- 2020年:「中国医学の密教的身体論」仏教サロン京都WEB講義
- 2021年:「中国伝承医学入門」WEB講義
- 2022年:「人の歩いた道(中華伝承医学で読み解く黄老思想)」WEB講義
- 2023年:「古代中国の宗教的五行論」仏教サロン京都
- 2024年:[古代中国の神秘主義的人体論」仏教サロン京都
二人の師匠との出会い
私には治療に関して二人の師匠がいます。
一人は私の命を救ってくれてこの道に導いてくれた先生です。中国医学の古い流派の伝承者でした。中国医学は10代で免許皆伝、20代はアメリカの有名メディカルスクールを卒業した医者で、武術の達人でもあるような天才でした。持病で死にかけていたにもかかわらす、いまこうして生きて仕事をしていられるのはその先生のおかげです。この先生の技術は重要無形文化財だと思っていますが、それを知るのは私の兄弟弟子しかいません。
もうひとりの先生は気功治療の先生で、この先生は6才の頃から吉野の凄腕女修験者だった祖母に修験の加持祈祷法をたたきこまれ、高校生の頃は台湾の道士に弟子入りさせられ、その後は京大を出て教授から将来を期待されてたインド仏教学の研究者でした。学者の世界が嫌になって在野で活動していた密教行者でした。この先生も天才的な方でした。この先生からは密教の瞑想法や祈祷治療のことなどを教わりました。
二人の先生はどちらも在野でひっそりと活動していましたが、いまではほとんど途絶えた伝統流派の貴重な伝承者でした。私は凡才ですが、二人の天才から学べたのは非常に幸運でした。
趣味
三重県の観光名所、赤目四十八滝近くの母の実家の農家で生まれたためか、アウトドアが好きです。30代の頃は北アルプス登ったり、クライミングの練習をしたりしていました。
38才で結婚してからは、もっぱらデイキャンプですが、最近は年に数回くらいしかいけてないです。デイキャンプで何か食べた後、寝っ転がって本を読むのが大好きです。
最近は蓄音機で昔の流行歌を聴くのにはまってます。治療院と自宅に蓄音機があります。
10代の頃はジャズやロック、20代の頃は民族音楽が好きでした。
クラシックギターとルネッサンスやバロックのリュート音楽が好きで、治療院でもよく流していました。50歳前後から昔の歌謡曲を好んで聴くようになりました。霧島昇と松原操夫婦や伊藤久男あたりが好きです。