中医古典– category –
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不眠の失眠穴は荘子の踵息が元ネタか?
不眠の治療で有名な経穴(ツボ)に失眠穴があります。踵(かかと)の中央部にあります。対処療法的なツボとして鍼灸師はよく使います。 なぜ踵で不眠が治るかですが、あ... -
中国の伝統医学・伝承医学の伝統や伝承を担保するということ(2)
先日、「中国の伝統医学・伝承医学の伝統や伝承を担保するということ」という題で、中国の伝承医学における血脈相承について書きました。伝統文化を学ぶ人間には当たり... -
中国の伝統医学・伝承医学の伝統や伝承を担保するということ(1)
※以下はX(旧Twitter)に投稿したものです。 中医の古典や伝承の信頼性をどのように担保するのか?基本は血脈相承。伝統宗教の宗派や芸能・武術なんかで、呼び方はいろ... -
ヒーラー・祈祷治療家はなぜ病気・早死にしやすいのか
知人の治療家が還暦で亡くなってしまいました。医学的死因は別にして、ヒーリング治療をずっとしていたからだと私は思っています。いわゆる「気」の感覚がすごく鋭敏で... -
燥季の治療(秋から冬にかけての鍼灸治療講義ノート)
この記事は中華伝承医学の入門者向けに行った、燥季治療の講義の概論部分です。詳しい診察法や治療法は書いていません。 この時期によく発生する症状には、腰痛・寝違い... -
精神は中国医学・鍼灸医学に由来する言葉
「心神喪失と中国医学・鍼灸医学」というコラムで心神という用語は中国医学・鍼灸医学由来の言葉だとして、神の本来のニュアンスを以下のように書きました。 神は二種類... -
心神喪失と中国医学・鍼灸医学
心神喪失という言葉があります。ちょっと古いですが『平成3年版 犯罪白書 』に、 「精神の障害によって,自己の行為の是非善悪を弁別する能力を欠くか,又はその能力... -
黄老思想における天人相関説の基本構造と『黄帝内経』
『国語』越語下篇における天道論の基本構造 今から30年ほど前、出土文献を元にした黄老思想研究の先駆的研究者である淺野裕一先生が『黄老道の成立と展開』を出版された... -
湿季の治療(夏の終わりの鍼灸治療講義ノート)
下記の記事は、鍼灸学校の学生および中華伝承医学の入門者向けに行った講座で配布した資料です。「かしま鍼灸治療院、あるいは中華伝承医学ってどんなのことをしている... -
古典に記されている季節の脉状と因地制宜
Twitter投稿まとめ 古典に四季の影響を受けた脉状として弦だの洪だの鈎だとというのがあるんだけど、その解説に「弦とは××という脉状である」と再定義されていることが... -
井筒俊彦を読み直す~東洋の神秘哲学における老荘思想の位置~
雑誌の『ゲンロン』に前々から興味があったんだけど、値段で躊躇していたら古本屋で安くで売られているのを見つけたので買ってみた。うれしいことに安藤礼二先生と中島... -
WEB講義「古代中国の宗教的五行論」を終えて
2年ほど前に仏教サロン京都さんから五行論の講義の講義を依頼されて、やっと今年にお話できたのがこの「古代中国の宗教的五行論」(全二回)の講義でした。 この講義で...