先生の投稿を読んでいると専門学校で習う東洋医学概論、東洋医学臨床論ってどこまで意味があるんでしょうか？という気持ちになりますが実際はどうなんでしょうか？
私たちのとき（30年以上前）と違ってどちらの教科書もずいぶん充実していますね。うらやましいです。
両者とも現代中医学ベースになっている記述で、知っておいて損はないです。治療にあたってはなんらかのシステムが必要なわけで、内経医学とは違うひとつのシステムと考えたらいいようには思います。
それよりも教科書の記述を元にして、教員が古典にもとづく生きた古典医学の説明をしてくれる方が重要でしょう。教科書の記述に問題点は多いですが、それよりも教える側の問題が大きいように思います。とはいうものの、現行の教育システムにおいては学生の質の相違が大きすぎるのと、国試合格を目的としている養成教科書から大きく離れることを教えることはできないでしょうから、教員に責任を押しつけるのも酷だとも思います。
教育システムは学生にはどうしようもないので国試用として割り切って、いろんな勉強会に参加して良い師匠を見つけるというのが現実的な対応だと思います。
