別記事で胃の全摘や部分切除後に起きる食後高血糖、グルコーススパイクについて書きました。防ぐには糖質制限食にして糖質を小分けに食べるか、食後に運動するしか実用的なものは思いつきませんという話でした。
鍼灸師なら曲池に鍼をする手はあります。膵臓からインシュリンを出すには刺入の深さがポイントです。刺す前と後で血糖値を測って効果を確認するといいです。でもこの方法は患者さんには非現実的です。患者さんが自分でやるのならお灸ですが、お灸で選択的にインシュリン出す方法があるのでしょうか?
食後30分で運動して、前後の血糖値変化を調べてみた
さて、次の写真は私の食後40分、グルコース・スパイクの写真です。上がスパイク起きた時で下が運動後の写真です。うまい具合に下がってます。糖尿病の人はここまで下がらないと思います。空腹時血糖値あたりまでしか下がらないはず。
運動は五体投地を36回しました。私は仏教徒で五体投地10万回やるという修行をしないとダメなんですが、耐えられそうにもないので控えてました。これを機にやりますかね。各食後に36回だと10万回達するに何年かかるやら💦
まあどういう運動するかは個人の好みですが、運動の前後に血糖値を測って、血糖値が下がる運動を見つけるといいと思います。有酸素運動がよく、ゆっくりした動きのヨーガや太極拳・気功みたいなのは効果が低めではと推測します。
食後の運動の問題点
ただ一つ問題点があります。食後は血液が消化の方へ使われるのですが、そのときに運動すると、運動にも血液が使われます。そうすると消化不良になるかも知れません。ひょっとしたら消化吸収に時間がかかるので血糖値上がりにくくなるということなのかも知れません。
食べ過ぎの後にやると吐きそうになるかもというのも。。。
何かいい参考文献はないだろうか?