
私はあまり果物を食べないのですが、最近バナナを続けてたべることがありました。ところがバナナを食べると、胃が微妙に痛くなります。
メーカーや種類を変えてもなります。
「持病で胃が痛くなりやすいからか」「バナナに対するアレルギー反応だろうか?」などといろいろ考えてみたのですがよくわかりませんでした。
あるときスーパーでオーガニックのバナナを見つけてたので、買って食べてみました。これが痛くならない。別のスーパーで、別の産地・銘柄のバナナも見つけたので食べてみたのですがこれも痛くならない。
理由をつらつら考えるに、栽培過程で使われる化学肥料や農薬、あるいは輸送時に傷むのを防ぐために使われるポストハーベスト農薬が原因かもしれないと思いました。
バナナの農薬で胃が痛くなっている確証はないですが、同様の体験されている方がいらしゃったら教えてください。ためしにオーガニックバナナを食べてみてください。
補足
果物の多くはブドウ糖や果糖が多いのです。ブドウ糖は清涼飲料水や安い菓子類にも多く含まれるのですが、吸収されやすく、いわゆるグルーススパイクといって急激に血糖を上げてしまうという特徴があります。果糖は血糖値を上げにくいのですが、中性脂肪に変わりやすく太りやすい性質を持つのが特徴です。グルコーススパイクが起きると眠くなったり・だるくなったり・いらいらしやすくなったりして、自律神経を乱しがちになります。脂肪肝にもなりやすいです。ですから身体に不調を抱えている人は果物は毎日食べない方がいいと思います。
バナナはでん粉やショ糖が多いのが特徴です。でん粉はごはんやパンなどにも多く含まれる多糖類で、消化吸収に時間がかかり、ブドウ糖や果糖ほどはグルコーススパイクが起きにくいです(とはいうものの糖質には変わりないので注意が必要)。
バナナの糖質は100gあたり21.1gと他の果物と比べるとやや高めですが、一般的な果物は糖や果糖が多いのに対してバナナはでん粉やショ糖が多いのが特徴です。バナナのカロリーは100gあたり93kcalで、ごはん一膳100g156kcal、アイスクリーム1カップの約250kcal、クッキー2枚の約100kcalなどと比べるとカロリーは低めです。糖への欲求をバナナで満たすのもいいかとも思います。
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照