胃切除後のグルコーススパイク、その対策に関する個人的経験

私は大学生3回生のときと25のときに胃の部分切除をして上半分くらいしかない。ビルロートII法という、十二指腸の入り口を閉じ、胃の上半分と小腸の上の方を直接つなぐという術式で手術をした。この手術をするとダンピング症候群といって、血糖値が乱高下しやすくなる。食べたものが胃で緩衝されながら少しずつ腸の方へ行くのではなく、食べたものがいきなり小腸の方へ行くので急激に血糖値があがり、それを下げようとインスリンが大量に出て血糖値が急激に下がりふるえやめまい・だるさなどの低血糖症状が起きやすくなる。

起きやすくなるというか起きているんだけど、その程度が体調によって高くなったり低くなったりする。この乱高下をグルコーススパイクという。

ここ数日、急激に寒くなったので(今日は冬至だ)ちょっと調子が悪いので久しぶりに血糖値を図ってみたらこんな感じ。使用期限切れの試薬だからかと思ってあたらしいの買ってきてもこんな感じだった。

夕食に自家製かやくご飯、米の量は半合にも満たないんだけど、食後40分がこんな感じ。期限切れの試薬だからと思って新しいの買ったけどやはり高い。180を超えることはまず無いから、胃切除後の副作用でいいか。

グルコーススパイクへの対策

できるだけ起きないようにする・起きにくくするには、一般的な方法としては糖質制限食と、食事回数をふやすことくらいしかない。あと食後の軽い運動だけど、食べた後は動きにくくなる。鍼灸で血糖値コントロールを促進する方法があるけど、食事とオーソモレキュラー療法の方が優先だろう。このような患者さんが来られたときには、血糖コントロール用の施術をしながら、上記のような養生法をおすすめしている。

ここんとこ糖質多めだったからまた節制するか。中国医学・糖質制限食・オーソモレキュラー療法と取り入れて、昔よりダンピング症候群はかなり減ったし、体調もかなりよくなったが、気を許すとちょっとこんな感じになってしまう。

グルコーススパイクは、血管を傷つけるので、心臓や脳・腎臓なのに悪影響を与える。だから認知症も促進するんだけど、最近ボケてきたのはこのためか?

お寺に篭って修行なんてやったらグルコーススパイクでぼろぼろになりそう。というわけで、僧侶じゃなくて治療家になったのも仏様のおはからいだろう。

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