サンスクリット文法解説付きの『ヨーガ・スートラ』の註釈書をちらっと見ていたら、単語解説は荻原『梵和大辞典』の訳の羅列そのまま抜き出していた。。。学者じゃない人の訳あるある、ではある。もう一工夫欲しい。
で、チラ見した翻訳書であるが、文法解説は少々間違っていてもうれしいが、翻訳部分もヨーガの瞑想行にもとづく深い意味にはあまりふれていない。
日本にこれだけヨーガが普及していても、基本図書である『ヨーガ・スートラ』の翻訳書は、亡くなられて30年以上経つ佐保田訳を超えるものはなかなでてこない。
インドでバラモンから何年もかけてヨーガを習っている人がでてきているようなので、そういうひとたちに佐保田訳を超えるものを書いて欲しい。
問題はバラモンに習った場合口伝があって、公開しないようにいわれている部分があることかな。これは確認済みである。