今日の中華伝承医学入門講座

昨年の春から始めた学生さん向けの中華伝承医学入門講座を11月の23日に行いました。

今回は先月やった「六気と六季と三陰三陽」の関係および、そこから『傷寒論』の理論がどのように生じたかという復習から入りました。ここはかなり難しいので、ある程度イメージできるようになるのには何度もお話しないと行けないでしょうね、ということでもう一度、ざっと説明しました。

そしてその後に、傷科の基本八法のうち、汗法・下法・和法を取り上げました。邪を汗にして出す、便にして出す、和解して解消するという基本パターンです。気口九道をベースに他の診察法と組み合わせて使えば傷科の基本的なことに対処できます。本来的には『素問』の脈要精微論篇の脉診法と組み合わせて使います。

去年の春から気口九道のさまざまな使い方(本には書いてないやつ)と、脈要精微論篇の脉診法、それに気法八法が自在に使えるように臨床経験を積めば、かなりレベルの高い治療家になれるはずです。

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