DENONのCDデッキとタイムドメインLightを修理

友人が引っ越しをする際にミニコンポを処分するというので頂いてきました。DENONのアンプとCDデッキ、スピーカーです。17年ほど前に発売されたF102シリーズというエントリータイプのモデルです。アンプとスピーカーは正常に動くのですが、CDデッキがCDを読み込んでくれないということで修理してみました。

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CDデッキの修理

CDデッキの中はこんな感じです。CDを読み込まないということなのでまず考えられるのが、トレイを引き込むと所で使われているゴムの劣化。

下の写真のような部品です。硬い輪ゴムのような感じのものです。トレイ関係の不具合は、このゴムの経年劣化が多いようです。緩んだパンツのゴムみたいになってましたので、サイズを測って電子部品の通販メーカに発注しました。

トレイを動かす2つのローラーにかけてあるだけなので、作業としてはCDドライブ部分のネジを緩めてローラーを露出させ、ピンセットで交換するだけというすごく簡単な作業です。交換したらちゃんと開閉できて問題なく動くようになりました。

アンプに繋いで音も確かめました。CDデッキの不具合でもうひとつよくあるのは、CDを読み取るレーザーの出力が経年劣化で弱くなることです。しかし、これはそういうこともなく音をちゃんと拾ってくれました。

お気に入りのCDを聴くと、どうも作られた音の感じが強い。私はSPレコードの復刻CDをよく聴くのですが、この手のCDはこのアンプとの相性が良くないようです。ということで治療院にあるタイムドメインのLightにつないでやると、いい感じで鳴ってくれました。CDデッキだけ持ち帰って家のタイムドメインLightにつないでやろう。

タイムドメインLightの修理

家にCDデッキを持ち帰ってTimedomain light につないで鳴らそうとしました。ところがボリュームの接触が悪く片チャンネルしか音が出ない。そういう不具合があるので使っていなかったのを思い出しました。

タイムドメインのLightもMiniもボリュームが基盤に直付けなので、使っているうちに劣化して不具合が生じやすい。ヤフオクやメルカリにはそういう中古が出ているんですが。電子工作をやったことがある人なら修理は簡単です。

作業としてはハンダ吸い取り器で悪いか所のハンダを除去して、はんだ付けし直すだけです。一応音響機器用ハンダを使いましたが、一般電子工作用とどれだけ音質に変化出るのか経験的によくわからないです。

まず上の写真の右下の一番端の二箇所からハンダ除去してあります。ハンダを盛りなおしたら音が出るようになりましたがまだ不安定。もりなおした部分の左側のゴムの手前にも三ヶ所はんだ付けされている部分があるのですが、音の出具合からして三ヶ所のうち真ん中のやつっぽい。ルーペで確かめたかったけど治療院にしかないので、ダメモトで確認せずにもりなおしたらちゃんと音が出るようになりました。

ハンダを除去するには、ハンダ吸い取りゴテが安価で便利でいいですね。サンハヤトのはんだシュッ太郎という製品です。

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